9月23日(月・祝)に開催された「第71回エミー賞授賞式」。日経doorsの連載「学校で教えてくれなかったこと。」で海外ドラマを紹介している、海外ドラマコラムニストの伊藤ハルカさん。今回、彼女が4歳と1歳のお子さんを連れてエミー賞授賞式を取材した「子連れワーケーションinロサンゼルス」の模様をお伝えします。

新しい働き方「ワーケーション」は日本人にフィットする?

 「ワーケーション」って言葉をご存じですか?

 work(働く)とvacation(休暇)を組み合わせた言葉で、旅行先で仕事をする制度です。フリーランスやテレワーク推奨文化のアメリカを中心に浸透しつつあり、日本では、2018年にJAL(日本航空)が、7月から8月の間に最大5日間のワーケーションを認めると発表したことで話題になりました。

 2018年にエクスペディアが発表した調査によると、世界30カ国の中で日本の有給休暇消化率は最下位だと言います。周囲が休みを取らないから自分も取れなかったり、取得できたとしても長期休みは難しかったり……。欧米のように長期休暇というのは、ハネムーンでもない限り難しいのが日本のビジネスパーソンの現状です。

 そこで少しずつ注目されるようになってきたのが、ワーケーションという制度。有給自体は3日かしか取得できなくても、ワーケーションを利用することで旅行先に長期で滞在できる。休暇の質を上げることで、従業員の仕事へのモチベーションや効率向上を狙うというものです。

 今回、私は4歳と1歳の娘を連れての「子連れワーケーション」で、ロサンゼルスへエミー賞授賞式の取材に行ってきました。

エミー賞、今年は「こんまり」もノミネート

 「エミー賞」とは海外ドラマ版のアカデミー賞で、アカデミー賞がその年で最も優れた映画をたたえるのに対し、エミー賞は海外ドラマをたたえます。

エミー賞授賞式で飾られていたオブジェ(写真左)。レッドカーペットならぬパープルカーペットで会場を彩った今年のエミー賞授賞式。ロイヤルティーを重視し、テレビ作品に関わるすべての人々の姿がより堂々としたものになるようこちらの色にしたそう(写真右)

 海外ドラマだけではなく、ドラマをはじめバラエティー、トークショー、リアリティーショー、ドキュメンタリーまでに及び、ノミネート対象者も役者のみならず、監督、脚本家、衣装担当やヘアメイク担当まで多岐にわたります。10月15日公開予定のインタビュー、近藤麻理恵さんの番組『KonMari~人生がときめく片づけの魔法~』もその中の一つ。アワードは3日間にわたって開催され、期間中ロサンゼルスは大にぎわいを見せます。