昨年から続くコロナ禍で、リモートワークもすっかり定着。その一方で、リモートならではの悩みも多く耳にします。今回はそんな悩みを解決します。
すっかり定着してきたリモートワーク。「もう、以前のように電車通勤はしたくない」という声がある一方、相手の顔が見えない状況でコミュニケーションに関する悩みを持ちながら働く人も多いようです。
そこで今回は、話し方に関するコンサルタント事業を行う、MoonGate代表でコミュニケーションコンサルタントの竹本アイラさんに、リモートワークでのコミュニケーションの悩みと解決方法を聞きました。
チャットやメール 文字だけでどう感情を伝える?
「会話や文字などの言語情報を用いたコミュニケーションは、バーバルコミュニケーションと呼ばれるものです。メールやチャットといった文字だけのコミュニケーションは、これに該当します。
一方、それ以外のものをノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーション)と呼びます。言語を用いず、表情や視線、声やジェスチャーなど五感を活用したコミュニケーション方法です。
バーバルコミュニケーションで伝わる割合はわずか7%と言われています(米国の心理学者、メラビアンが導き出した『メラビアンの法則』から)。そのため、文字だけだと『伝わりにくい』『冷たい』と感じてしまうことが多いのです」と竹本さん。
1.電話やオンライン通話を活用
「文字では伝わりにくいことは、すぐに電話やテレビ電話で伝える方が、食い違いがなくなります。面倒かもしれませんが、これが一番確実ですね」
2.絵文字などを使える文化をつくる
文字だけではどうしても気持ちが伝わらないことも。「可能であれば、絵文字や顔文字も使用可能にする文化を、チームの中でつくり上げるといいですね。チャットでも感情を示す顔文字機能が備えてあるケースが多いので、活用してみてはいかがでしょうか」
3.感嘆符、長音符、小さい文字などを使う
絵文字は難しい場合でも、感嘆符(!)、小さい文字などを使うと、崩れた感じにはならずに親しみが込められます。
・とてもうれしいです。→とってもうれしいです!
4.自分の感情を加える
「事務的な要件だけでなく、そこに自身の感情を加えることで相手に気持ちが伝わりやすくなります」
→確かに、その方がいいですよね! 引き続き、ぜひお力を貸してください。よろしくお願いします。