「私はこうして成功した」「人生が変わる○○」――。ビジネス書の表紙には、すぐにでも自分を変えてくれそうな言葉たちが並んでいます。でも、読んだ結果「変われた?」と問われると自信がない。キラキラした言葉に振り回されるだけで終わらない、意味のある「読書」をするにはどうしたらいいのでしょうか。この連載では、起業家やインフルエンサーの皆さんに、「とっておきの読み方」を伝授してもらいます。第7回は、ビザスク代表の端羽英子さんに聞きました。

起業前後はヒントを探して乱読

 あらゆる業界の「その道のプロ」に、1時間からピンポイントでビジネス相談できるスポットコンサルサービスのビザスク。代表取締役CEOを務めているのが端羽英子さんです。

 「ビジネス書をたくさん読むようになったのは、ビザスクの起業を考え始めた頃です。資格やMBAの取得など、分かりやすい結果が出るものに力を入れていた時期もありましたが、スキルを身に付けるだけで起業がうまくいくわけではありません。そこで本の中にヒントを探すようになりました」

 起業前から直後にかけては、多忙な中でも1週間に1冊以上のペースで乱読する状態だったとか。

 「ビジネス書を読むのは、正解が見えなかったり、自分の抱えている課題を明確にして乗り越えたかったりするときだと思います。私の場合は起業の参考になる事例や知識が欲しかったので、いわゆる自己啓発系の本ではなく、グーグルやアマゾンなど、当時まさに勢いを増していた企業についての本を読み、刺激を受けました。『目線が上がる』感覚がありましたね」

読書家で、日ごろから書店へよく足を運ぶという端羽さん。「Kindleで読んだ本が役立つと思ったら、紙の本でも買い直すことも」。その読書術とは?