「自宅待機を無給で命じられた」ケースも

自宅待機を無給で命じられたという相談が派遣社員の方から寄せられています」と話すのは1人でも加入できる労働組合、ジャパンユニオンの担当者。

 通常、「本人は働ける状態にもかかわらず、会社が一斉に自宅待機を命じた場合は、休業を命じた所定労働日について、休業手当(平均賃金の100分の60以上)が受けられます」と人事労務コンサルタントで社会保険労務士の佐佐木由美子さんは言います。

 しかし、例外もあるそう。「会社によっては非正規社員にはこうした休業手当を対象外とするところもあります。ぜひ事前に確認してくだい」(佐佐木さん)

臨時休校で休んだ場合には助成金も

 その一方で、政府は臨時休校に伴う小学校などに通う子がいる保護者が仕事を休んだ場合は正規・非正規問わず、休暇中に企業が支払った賃金全額(日額上限8330円)の助成金を支給すると発表をしました。

 つまり非正規社員であっても正社員と同じように、小学校などに通う子どもの臨時休校に伴い、仕事を休まざる得なくなった場合は賃金補償が受けられることになります。