適切な目標設定のコツ

 ルートを決めたら、次はようやく「目標」を決めます。

 「周囲に優しい人である」という大目的のためには「人を助けられる力を身に付ける」「自信を持つ」などの小目的が設定されるかもしれません。

 そのための通過点として、例えば「(人を助ける力の一つとして)資格を取る」「(自信を持つために)3キロ痩せる」などの目標を設定することになります。

 目標を設定するときには、「勉強する」とか「痩せる」などとふわっとさせるのではなく「簿記の資格を3月までに取る」「3カ月で3キロ痩せる」など「具体的に測定可能」「ちょっと難しい(難し過ぎない)」ものを選び、「期限を設定」しましょう。

 適切な目標を設定できていれば、その達成に向けてモチベーションが高まり、「具体的に何をすべきか」「何が必要か」がイメージできているはずです。

 セルフコーチングにおいて最も重要と言っても過言ではない「目標設定」。少し腰を据えて、「自分らしい」目標づくりに取り組んでみてはいかがでしょうか。

文/櫻本真理