佐野貴子さんのオフィスを拝見!

 PCとテレビが並ぶ社長のデスク。入力しやすい高さに設置したノートPC。その後ろのテレビは常にオンに。

 スタッフの国籍は日本、米国、コンゴ、フランスなどさまざま。「1つの常識に凝り固まってしまうと、面白いアイデアは浮かばない。多様性こそ私たちの財産です

 スタッフには取材交渉時の流れや言葉遣いをホワイトボードに列記させ、段取り良く仕事を進めるよう促す。メールの文面も佐野さん自ら細かく指導する。

 銀行員時代、個人営業の成績で表彰された。「このときの頑張りを忘れないよう、社内の目につくところに賞状を置き、やる気を高めています」

佐野貴子さんへの一問一答

Q1
仕事を頑張るモチベーションは?

A
一番は海外単身留学中の11歳のひとり息子。離れて暮らすのは身を切られるほどつらいけど、その分、仕事に全力投球できる。だから甘えは許されません。

Q2
毎日の習慣にしていることは?

A
出勤前に自宅で行う、30分間のエアロバイク。パジャマ姿で尊敬するレディー・ガガを聴きつつ、「今日も完全燃焼するぞ」と気持ちを上げています。

Q3
リラックスタイムの楽しみは?

A
睡眠を削ってでも週3本は見る海外ドラマ。お気に入りは『THIS IS US』。登場人物たちの泥臭い温かさや、絶妙な家族の絆に感情移入して見ています。

取材・文/籏智優子 写真/洞澤佐智子

日経WOMAN2020年3月号掲載記事を再構成
この記事は雑誌記事掲載時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります