活躍しているdoors世代の若手リーダーは今まで、どのようなキャリアや経験を歩んできたのでしょうか。本連載ではチームをけん引している女性たちにタイムマネジメント方法やマイルール、今までのキャリアなどを聞き、リーダーとして活躍するヒントを紹介します。今回紹介するのは、「ファッションで社会問題に貢献したい」という思いから、学生時代にNPO法人「DEAR ME 」を設立し、2020年にサステナブルファッションブランド「coxco(ココ) 」を立ち上げた西側愛弓さん(27歳)です。

【前編】西側愛弓 NPO立ち上げ&起業で社会課題に貢献 ←今回はここ
【後編】ファッションで貧困問題と向き合う 27歳起業家の挑戦

「ファッションで社会貢献をしたい」 学生時代にNPOを設立

 大学生時代に海外を旅したときに貧困を目の当たりにし、「大好きなファッションで社会問題に貢献したい」と、在学中にNPO団体「DEAR ME」を立ち上げた西側愛弓さん。DEAR MEはスラム街に暮らす子どもがモデルになるファッションショーを開催する団体で、最近はフィリピンの教育と雇用創出を目的としたファッションスクールの開講も進めています

 しかし大学卒業後は、あえてファッションの道へ進まず、IT企業のサイバーエージェントに入社しました。

 「ファッションの道へ進みたいという気持ちは変わりませんでしたが、今後、どんなキャリアに進んだとしても必要になるであろうITスキルを身に付けるための修行期間として、IT企業に入社しました

 2年ほど働いた後に独立。2020年にcoxco(ココ)を起業し、リサイクルペットボトルや再生素材などを活用したサステナブルファッションブランド「coxco」をスタートさせました。現在はDEAR MEとcoxco、2つの代表を担っています。

 朝ご飯もランチも20分ほどで済ませるほど忙しい毎日を送っていますが、毎週金曜日の夜は ポテトチップスを食べながらNetflixを見る「チートデイ」と決めているといいます。その理由とは? 西側さんの1日の過ごし方を聞きました。