仕事だけにならないよう、「推し活」も大切にする

 23年度のマーケティング計画を作成したり、生産部門やデザイン部門、包材部門を始めとする、約10の部署と連携したりするなど、異動したばかりながらマーケターとして幅広い業務を担当している上田さん。

 もともとお酒を飲むことが好き、とのことですが、飲みに行くときは翠を導入している飲食店を選ぶことが多く「どういう年齢層の人が飲んでいるのか」「どんな食事やおつまみと一緒に飲んでいるのか」など、ついついニーズをチェックしてしまうといいます。

 1日中、翠ジンソーダ缶のことが頭から離れないときもありますが、「仕事のことで頭がいっぱいになり、他のことに興味を持てなくなったら、自分のキャパを超えている証拠。それだと仕事でもいいパフォーマンスはできないので、趣味の推し活をして、気持ちを切り替えるようにしている」と話します。

 「そう考えるようになったのは、入社後の新人研修が終わり、仕事が忙しくなり始めたころです。大学生のときは踊ることが好きでダンスサークルにも入るほどだったのに、当時の同級生から『久しぶりにダンスをしようよ』と誘われても、気持ちが乗らなかったんです。同時に、仕事へのモチベーションも低下していることに気づきました。

 心に余裕がなくなると、視野が狭くなって趣味も楽しめなくなってしまい、どちらもうまくいかないことが分かりました。だから心の余裕がなくなっていると気づいたら、いったん立ち止まって、大好きなNiziU(ニジュー)やTWICE(トゥワイス)などの動画を見たり踊ったりして、推し活する時間を大切にしています」