「初めまして」の人と積極的に会う

 ランチを食べた後は、20時まで社内外の打ち合わせが続くという西岡さん。経営に関わる意思決定をする場もありますが、2日に1回は事業とは直接関わらない分野で働く「初めましての人」と話をする場をつくっているといいます。

 「経営者になったばかりなので、マネジメントや組織づくりなど、経営に携わる知識をインプットすることはもちろん重要ですが、それと同じくらい、多様な価値観を知る機会をつくることも大切だと考えています。

 そう思ったのは、NPO法人で働く人と話したとき。私はずっとビジネス畑にいましたが、非営利目的で活動することのやりがいや、一方でできることに限界があることへのむずがゆさなどを直接聞き、書籍やネット記事では分からない現場のリアルを知ることができました。普段関わることのない人との出会いは刺激的で、思考プロセスにも良い影響を与えていると感じます。

 だから知り合いに紹介してもらったり、カジュアル面談サービスの「Meety(ミーティー)」などを活用したりして、気になる人がいたら積極的に会うようにしています」