自分が幸せになるには、人を幸せにすることが大事

―― 「バチェロレッテ・ジャパン シーズン1」は、まさかの結末となりましたが、ローズさんはどのように捉えていますか?

ローズ 参加している間、悔いがないように生きたいと考えていたので、私は心の中で、彼女に対して思ったことは全部伝えると決めていました。誰よりも必死に愛せば、きっとその分だけ返ってくると信じて……。「素直に愛を伝える」が自分のモットーでした。最初は参加を悩みましたが、今は参加して良かったと心から思います。人として、男性として成長できましたし、今まで自分が持っていなかったカラーを参加者の皆さんから教えてもらい、人生の彩りになりました。

―― ローズさんもかつて自分のアイデンティティーについて悩んでいたように、日経doors読者の中には自己肯定感が低い人も少なくありません。自分に自信を持つにはどうすればいいでしょうか?

ローズ 自己肯定感って、自分に向けた感情ですよね。「自己肯定感が低いから」と、どんどん自分の内側に入っていくのはよくないと思う。私は、自分が幸せになるには、まず、人を幸せにすることが大事だと思います。例えば「今日もきれいだね」と、言葉にして伝えたり、相手のことを思って行動したりすれば、そのうち自分を否定する気持ちが、相手のためを思う方向にマインドシフトするはず。気づいたら、自己否定なんてできない状況になっているのではないかと思います。自分がハッピーでいれば、自然と愛も集まってくる。それが巡り巡って自分の糧になって、成長できるのではないかと思います。

「私がハッピーでいるためにしていることは、人を幸せにすること。人の笑顔を糧に生きています」
「私がハッピーでいるためにしていることは、人を幸せにすること。人の笑顔を糧に生きています」

―― それでも、恋をしたり、婚活したりしていると、こじらせてしまうこともあります。恋に悩む人へ向け、ローズさんならどんなアドバイスをしますか?

ローズ まず、自分を愛する。そして、自分の魅力、ウイークポイントをよく研究することをおすすめします。どんな人にも強みや魅力が必ずあるので、それを理解すれば、何をアピールすればいいのかが分かるはず。自分では見つけられないなら、周りの人に長所や短所を聞いてみては? 自分を知った上で、気になる相手と1つずつ、パズルのピースを合わせるようにアプローチしていくのがよいと思います。

 あと、多くの女性は勘違いをしているかもしれませんが、男性って一人じゃ何もできないんですよ。女性がいて、初めて男性は強くなれる。女性の皆さんには「私には男性を成長させるパワーがある」と、まず、自覚してほしい。だからこそ、もっと女性であることに自信を持ってください