彼女と描く未来が楽しみ。婚約を決めた理由

―― ここからはプライベートのお話を伺います。現在、婚約中とお聞きしました、おめでとうございます! 未来の奥様とはどこで出会ったのでしょうか?

向井 彼女とは社会人になってから出会いました。見た目がタイプだったこともあって、ずっと「仲良くなりたいな」とひそかに思い続けていて(笑)。何人かで飲み会したことをきっかけに、二人でご飯に行くようになりました。会っているうちに「すごく波長が合うな」と感じたことから交際を始めました。

―― ズバリ、婚約の決め手は何だったのでしょうか?

向井 付き合っている中で、幾度となく彼女と一緒にいるイメージが湧いてきたんです。理想の家庭像が同じだったし、二人でいる時間がすごく心地いいんです。気を使わないでいいし、癒やされるんですよね。料理上手なところも頼りになりますし、最高の女性です。

現在、彼女と一緒に暮らしているそう。「家事分担のルールは決めていません。気づいたほうが率先してやります。私は洗濯や料理をすることが多いですね」
現在、彼女と一緒に暮らしているそう。「家事分担のルールは決めていません。気づいたほうが率先してやります。私は洗濯や料理をすることが多いですね」

―― 幸せいっぱいですね! ごちそうさまです(笑)。結婚後は、どんな家庭を築きたいですか?

向井 私は母が専業主婦の家庭で育ちました。父のそばでいつも母が頑張っている姿を見てきたので、自分は家事も二人で一緒にやりたいと思っています。彼女にも仕事など、自分のやりたいことをやりながら、自分らしく生きてほしい。気が早いんですが、子どもを授かることができたら、育児にも積極的に取り組みたい。仕事を通じて、次世代へ未来をつなぐことの尊さを実感したからこそ、自分も未来へのバトンを子どもに託したいと考えるようになったのかもしれません。

―― すてきなお考えですね。最後に今後の夢を教えてください。

向井 いつかは自分がリーダーとなって、ローカルビジネスを盛り上げるような事業に取り組んでみたいです。下北沢エリアの再開発プロジェクトも、本当に多くの方々と協同して進めていますが、そこにやりがいを感じています。やっぱり、私は「人」が好きだし、リアルな場に価値を感じています。さまざまな立場や能力の人とコミュニケーションを深めながら、物事を前向きに進めていくのがすごく楽しい。人の温かさに触れられる場所、人と人とがつながる場所をこれからも創出していきます。

「下北沢を訪れたら、ぜひ小さなバーや居酒屋で地元の方と交流してみてください。そこでおススメのお店を聞いてはしご酒をするのも楽しいですよ。昼間なら路地裏を歩いたり、ぷらっとお店に入ったりして気ままな散策を楽しんでほしいです。コロナショックが終息したら、ぜひシモキタに遊びにきてください」
「下北沢を訪れたら、ぜひ小さなバーや居酒屋で地元の方と交流してみてください。そこでおススメのお店を聞いてはしご酒をするのも楽しいですよ。昼間なら路地裏を歩いたり、ぷらっとお店に入ったりして気ままな散策を楽しんでほしいです。コロナショックが終息したら、ぜひシモキタに遊びにきてください」

取材・文/高橋奈巳(日経doors編集部) 写真/小野さやか