今月のドアメンは、エンターテインメント事業を展開するハイルエンターテインメントで、クリエーティブディレクターを務めている城間純平さんです。「自由な働き方が自分には合っている」と語る城間さんのキャリアと「自分はこじらせ型」という恋愛観について、話を聞きました。

ストーリーテリングで人や企業の魅力を伝える

日経doors編集部(以下、――) 城間さんが勤務するハイルエンターテインメントは、設立2年目のベンチャー企業です。2017年に注目を集めた映画、「カメラを止めるな!」(監督・上田慎一郎)の原作者、和田亮一さんがCEOとしてジョインされているそうですね。どんな事業を展開しているのですか?

城間純平さん(以下、城間) 私たちはコンテンツマーケティングの手法の一つ、「ストーリーテリング」を用いて、企業のブランディングやIP(企業製品)制作、アーティストのプロデュース、イベント企画やサービスの立ち上げなどを行っています。最近では、ロサンゼルス発のメディア・カンパニーMOBEONと業務提携し、多くの企業にライブストリーミングを活用したソリューションを提供していく予定です。

 マーケティングというと、データに基づいて戦略を立てていくのが一般的ですが、ストーリーテリングは、クライアント企業やサービス、アーティストの思いやコンセプトを「物語」として発信し、受け取る側に強く印象付ける手法。アマゾンやスターバックスコーヒーなどが既に実践しており、ブランディングに成功しています。ファウンダーの倉木拓郎は、10年間ニュージーランドで過ごし、日本と海外のエンターテインメントをつなげる経験が豊富ですし、CEOの和田は演出、脚本、プロデュースなど多岐にわたって活躍中。ストーリーテリングを強みとする刺激的なメンバーに囲まれています。

「ストーリー性のあるコンテンツを国内外に発信することで、見た人に、ワクワクする体験を届け、共感を生むコンテンツを制作することがミッションです」
「ストーリー性のあるコンテンツを国内外に発信することで、見た人に、ワクワクする体験を届け、共感を生むコンテンツを制作することがミッションです」