経営者や政治家のスピーチライターとして活躍してきた言葉のスペシャリスト・ひきたよしあきさん。ビジネスはもちろんプライベートでも役立つ、「思わず人を動かす」言葉の使い方を解説。ロジック、立場、お金の力で人を動かすのではなく相手が反射的に動いてしまうような魔法の言葉を紹介していきます。

doorsアカデミー ひきたよしあき 思わず動きたくなる言葉

 組織の中で、上司との関係性は働きやすさや評価にも影響するといっても過言ではありません。今回は、程よい距離を保ちながら上司と良好な関係を築くコツを紹介します。

思いつきで長々と話す上司がストレスに…

 私が会社員時代に苦しんだことの1つに、思い込みと思いつきで語る上司の存在があります。

 管理職となった上司にとって「現場の仕事=ふるさと」のようなもの。企画書を持っていくと、「どれどれ……」と眺めながら、「上司として、物申さなければ」とでも言わんばかりに指摘をしてくる。決して悪気があるわけではなく、真剣にこちらを思ってアドバイスをしてくれているようです。

 でも、話が長い。そして、古い。

 「過去の苦労や武勇伝を聞く暇があったら、少しでも企画書を練る時間がほしいのに……」

 そう思いながらも話を遮る勇気がありません。結局、晩酌にまで付き合わされるなんてことも当時はよくありました。

 時代や環境、職種などに関係なく、職場にヒエラルキーが存在すれば、似たような行動に出る上司は少なくないようです。実際に、私のところに相談に来る若い世代の悩みは、私自身も悩んだこととほぼ同じ。職場のストレスの主な原因が、「上司や先輩との人間関係」というのもよく分かります。

次からは、ひきたさんの実体験も交えた3つの上司攻略法を紹介します
次からは、ひきたさんの実体験も交えた3つの上司攻略法を紹介します
<上司と良好な関係を保ちながらピンチを切り返すコツ>(1)肯定的に聞いている感を出す/(2)「○○」に当てはめさせる/(3)「もう少し、○○」で話を締めくくる