2020年ももうあと少しですね。コロナ禍ということもあり、今年は実家に帰ったりもせず、年末年始を自宅でまったり過ごすという人も多いのではないでしょうか。そんな年末のまったりした時間に、ぜひチェックしておきたいのがふるさと納税。ふるさと納税って食べ物がもらえるっていうのはよく聞くけれど、いまいち仕組みがわからないという人も多いのではないでしょうか。2020年分のふるさと納税でメリットを受けるなら、12月31日までに決済をすればいいので、実はまだまだ間に合うんです! 今回はそんなふるさと納税の知っておきたいポイントについて、横川楓さんが解説してくれました。

ふるさと納税って?

 ふるさと納税は、「納税」という言葉はついていますが、税金をただ納めるというよりも、自治体に寄付をすることで、そのお礼として特産品などの返礼品をもらう制度です。その寄付額の2000円を超えた金額が所得税と住民税から控除され、所得税の還付を受けたり、住民税が安くなったりします。税金面でのメリットはあるものの、どんな返礼品を選んでも2000円分の負担はあるということに注意しましょう。

 また、寄付できる上限の金額は年収や家族構成によって異なります。上限額を超えてしまうと自己負担が増えてしまうことになるので、自分はいくらまでふるさと納税が可能なのかふるさと納税をする前に各種ふるさと納税サイトのシミュレーションなどでチェックしてみましょう。

 ふるさと納税をせずにいると、いつも通り納めることになる所得税と住民税。ですがふるさと納税をすることにより、食べ物や地域の物産など、税金の使い道を自分で選ぶことができるのです。