どこで拾ってきたのか。いつから住みついたのか。誰もが抱えているであろうコンプレックスは、自分を苦しめる原因にもなる半面、私たちを成長させる武器にもなります。気になるあの人は、コンプレックスとどう向き合っているのでしょうか? 今回は、テレビでの活躍はもちろん、下着のプロデュースやYouTubeの発信なども精力的に行い、4月9日には結婚も発表したバービーさんに話を聞きました。
(上)バービー 上京して初めて自分の外に苦しみが生まれた ←今回はここ
(下)バービー 気分屋な自分に「ずっと振り回されている」

18歳で北海道から東京へ、上京で感じたコンプレックス
編集部(以下、――) バービーさんは、10代の頃にはどんなことに悩んでいましたか? 抱いていたコンプレックスは何でしょうか?
バービーさん(以下、バービー) 思春期には、「ニキビができて嫌だな」「痩せたいな」という外見的な悩みもありましたし、友達がいつも休み時間に交換していた手紙をくれなかったら、「私のこと嫌いなのかな……」と、落ち込むこともありました。
ただ当時は、自分の世界に浸って妄想し、落ち込んでいたというか。手紙をくれなかった友達の気持ちをくんで悩んでいたわけではないので、自分の主観の世界の中だけで生きていたな、と思います。
中高生の頃は、いろいろな思いを抱えていてつらかったですが、自分の中にある思いや悩みを「コンプレックス」として自覚できる状況ではありませんでした。コンプレックスとして認識できるほど、客観視できる状態ではなかったんです。だからコンプレックスを自覚し始めたのは、上京してきてからですね。