在宅勤務や外出自粛で、おしゃれをして外に出かける日は少なくなりましたよね。でも、スーパーやドラッグストアへ買い出しに行くだけでも、服装をちょっと意識すると気持ちにメリハリが生まれます。『きれいめ、カジュアル、モードが全部できるようになる』(日経BP)著者のスタイリスト・中川恭子さんのファッションテクの中から、持っている服でできるちょっとしたおしゃれの工夫をお届けします。

カジュアルのシルエットは「Y」

 おしゃれに見えるカジュアルのシルエットはYです。

 ただ、ここで少しポイントがあります。Yは、通常なら、「上が大きく、下が細い」ことを言いますが、ここでは、下の形を少し太い縦長にします。つまり、ボトムは「普通」のサイズを選びましょう。

 下をピタピタに細くするのは古いシルエットです。カジュアルは、「上が大きめ」で「下は普通」だと覚えておきましょう。

 下は体に沿って少しだけゆとりがある、いつもの「普通」のサイズにしましょう。といっても厳密ではなく、カジュアルでは、通常よりも太めのワイドパンツなど、少し太めくらいでもおしゃれに見えます。ピタピタでなければ大丈夫です。

 これまでの下がタイトなYは、「かわいい印象」を生み出しました。しかし、今、おしゃれはかわいいよりかっこいいになっています。このYはかっこよさを生みます。

 カジュアルでは、ウエストをインするのは必ずしもマストではないので、バランスがとりにくいのでは?と思う人もいらっしゃると思います。しかし、むしろ、「バランスはとらなくていい」のがカジュアルです。トップスは、裾が長すぎたり、大きすぎるものを選んだり、メンズを着るのもおすすめです。