おしゃれにはジャンルがあります。きれいめ、カジュアル、モードの3種類ははっきり分かれているわけではなく、時と場合によってミックスしたり、いろんなジャンルを楽しんだりできたら、「ちょっとおしゃれ」が可能になる。このコラムでは、モードごとにすぐに実践しやすいノウハウを毎月コーデとともにお届けします。

フレアスカートは広がらないものを選ぶ

 フレアスカートは、実はおしゃれとダサさが紙一重のスカートです。どんな形のものを履くのかによって印象が決まるので、このスカートは心して履きましょう。

 おしゃれになるポイントは、写真のような、「布全体がバサッと落ちるスカート」を選ぶこと。

 より具体的にいうと、厚手の麻やコットン、秋冬はウールなどの生地で、重くて横に広がらないデザインにします。膝下10センチ以上の長い丈にすれば、甘さがなくなりかっこいい印象になります。

 ちなみに写真のものは、デザインがありますが、遠目で見てフレアスカートに見えますので、このくらいのデザインのものは「ベーシックアイテム」と思って大丈夫です。もちろん、デザインが入っていないものもOKです。

 フレアスカートは、もともとかわいい印象の服のため、広がるものや短い丈を選ぶと、より甘くなってしまいます。きれいめに甘さは厳禁。「厚めの生地」「丈の長いもの」を選んで、クールな印象が強いものを選びましょう。

 フレアスカートは裾が揺れるので、華やかな印象になります。かっこよく、かわいく華やかといったたくさんの要素が盛り込めます。

 プリーツの細いフレアスカートもおすすめです。プリーツが多ければ多いほど縦の線がたくさんあって、シャープな印象になります。ちなみに、靴はハンサムさを足すローファーを合わせるといいでしょう。