「20~30代のdoors世代は、キャリアを学ぶ絶好のチャンス!」というのは、法政大学キャリアデザイン学部教授の田中研之輔さん、通称「タナケン先生」。自ら実践するプロティアンキャリアの思考習慣を熱血アドバイス。読むだけでキャリアが広がる、アクションを起こしたくなる、元気がわいてくるdoorsアカデミー、開講です! 動くタナケン先生にもご注目を!

日経doorsアカデミー 田中研之輔のプチ・プロティアンのすすめ

自分の意思と行動で、今、ここから変幻自在なキャリアを形成していくことができる「プロティアン・キャリア」。今回は連載のスピンオフ版として、プロティアン・キャリアを実践している男性にインタビューしました。会社員として営業の仕事をしながら、動画制作やウェブデザインの副業をしている澁谷雄紀さん(27歳)。彼はどのようにして知識ゼロから副業を軌道に乗せ、プロティアン・キャリアを実践していったのでしょうか?

澁谷雄紀(しぶや・ゆうき)さん
澁谷雄紀(しぶや・ゆうき)さん
1995年生まれ、27歳。東京都在住。本業は、会社員として営業の仕事に従事。副業として、動画制作(アニメーション動画や動画コンテンツの監修も含む)や電子書籍の表紙デザイン、バナー制作など、ウェブデザインに関する仕事にも携わる

就活中から副業OKの会社を選んで入社

 「このまま終身雇用が続くとは考えていなかったので、就活中から副業OKの会社に入社しようと思っていました」

 そう語るのは、2018年に新卒で上場企業に入社した澁谷雄紀さん(27歳)。副業OKという条件以外には、「安定している企業であること/激務ではないこと/年収が比較的高いこと」の3つを軸に、就職先を選んだといいます。

 「フリーランスや起業家として活躍している人たちは純粋にすごいと思いますが、私自身は、まずは会社員として働きながら生活基盤を確保し、会社員として働くだけでは得られないスキルや社会的なつながりを副業で獲得していこうと考えました」

 その言葉の通り、本業では営業担当者として働きながら、入社2カ月後には副業を開始した澁谷さん。文章を書くことが好きだったため、まずはブログ運営で広告収入を得ようと試みましたが、半年ほどたっても成果が出なかったため断念。方向転換し、2019年から動画制作の副業をスタートさせたといいます。