南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代さん。お笑い芸人としての人気を維持し続けるだけでなく、ドラマ、舞台などで俳優としても活動しています。そんな山崎さんに、20代で始めたこと、30代で始めたこと、やめたことを聞きました。
【前編】 しずちゃん 背が高いというコンプレックス消したもの
【後編】しずちゃん ボクシングで気づいた相方や漫才への思い ←今回はここ
ボクシングとの出合いは「運命」
「始めたこと」は、やっぱりボクシングですね。振り返ると、「出合ったのは運命やったんやな」としか思えません。
最初は、「ダイエットになるかな」くらいの軽い気持ちだったんですよ。先輩芸人にボクシングをやっている人がいて、興味があったのでジムを見学させてもらったんです。そしたらもう「やりたい!」。すぐ入会しました。
趣味のつもりで始めたボクシングでしたが、そこからがすごかった。テレビドラマでボクサーの役が入り、指導をしてくれた梅津正彦さん(ボクシング指導者、アクション監督)と仲良くなったので、ドラマ撮影が終わった後も一緒にトレーニングをしていたんです。
その頃、ちょうど「2012年のロンドンオリンピックで、女子ボクシングが正式種目になる」というニュースがあって。あれよあれよという間に、「梅津さんがトレーナーをするから、一緒にオリンピックを目指す」という話になっていました。――急ですか?(笑)。でも本当に、そのくらいの流れだったんです。