「お金」という教科は、日本の学校にはありません。しかし、生きていく上で、また自分が理想とする人生を送る上で必要不可欠なもの、それがお金です。このアカデミーでは「お金の科学者」ことミアン・サミさんを講師に迎え、「理想のライフスタイルをかなえるマネー学」について学びます。
日経doorsアカデミー 理想の人生をかなえる「マネー学」
日経doorsアカデミー 理想の人生をかなえる「マネー学」
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1理想の人生をお金に置き換えることから始めよう
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2成功する投資家に共通する「マインド」とは?
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3「ほぼ確実に成功する投資」は存在する!
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4自動的に資産を増やす方法 「資産作り投資」の秘訣
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5投資に勝てない人に共通する10個の脳のクセとは?
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6「やらないこと」を見極めれば生涯賃金は劇的に増加する←今回はココ
個人資産10億円の元外資系ディ―ラーで、『毎月5000円で自動的にお金が増える方法』(かんき出版)や『教養としての投資入門』(朝日新書)などの著書がある「お金の科学者」ことミアン・サミさんに全6回にわたってお話を伺います。最終回の今回は「教養投資」について、です。
日経doors読者の皆さん、こんにちは。「お金の科学者」ことミアン・サミです。
これまで、「資産づくり投資」と「楽しむ投資」についてお伝えしてきました。
「資産づくり投資」も「楽しむ投資」も、投資するための「原資」を増やさないことには、大きなリターンは得られません。そこで、自分の時間を投資することで、「生涯賃金」をアップすることを目指すのが、今回のテーマである「教養投資」です。
お金はそもそも、「価値を保存するもの」です。より多くの問題を解決すれば、それだけ対価を得られるわけです。つまり、教養投資のゴールとは「より多くの問題を解決できる人間になる」ことですね。
そのためには、「何をやるか」ではなく、「何をやらないか」を明確にしましょう。
ほとんどの人が「何をやるか」を考え始めるのですが、それでは、やるべきことがどんどん分散していく一方。「教養投資」は、「資産づくり投資」や「楽しむ投資」とは違って、「集中」が大切です。人生は有限ですから、やりたいことをすべてやろうと思っても不可能。「やるべきこと」に集中するためには、まず「やらないこと」を決めてしまいましょう。
その具体的な方法を、次のページからお伝えしていきます。