日中の生産性を高めるためには、「睡眠」と「時間」の管理が必要不可欠。そしてこれらをうまく管理するためには、「脳」の仕組みと「体」に備わっているリズムを知り、社会生活のリズムと掛け合わせることが大切です。この連載では、作業療法士の菅原洋平さんが、精神論や根性論なしで睡眠と時間管理の技術を教えてくれます。

doorsアカデミー 根性はいらない 「睡眠×時間管理」の技術

「朝すっきり目覚められない」「睡眠不足で仕事中に眠くなる」といった悩みを、自分の「性格」や「根性」と結びつけ、「私は怠け者だから朝起きられない」「根性がないから日中に眠くなる」と考えていませんか? もしそう思っているなら、今日からその認識は捨てましょう。第1回では、睡眠に対する誤解を解き、睡眠リズムをつくるために押さえておきたいルールを紹介します。

「ストレスがあるから眠れない」は間違い

 こんにちは、菅原洋平です。私は作業療法士というリハビリテーションの専門職をしていて、もともとは脳の一部が損傷した方のリハビリテーションに従事していました。現在は、脳の機能を生かした人材開発を行うユークロニアを設立し、都内のクリニックで睡眠外来を担当する傍ら、睡眠や働き方などの企業研修も行っています。

 では早速ですが、睡眠法について具体的にお伝えする前に、次の質問にYESかNOで答えてみてください。

【問い】

・ストレスがあると眠れないと思いますか?

 いかがでしょうか。「YES」と答えた方が多いかもしれませんが、答えは「NO」です。「ストレスで眠れない……」という言葉をよく聞きますが、脳の働きから見ると、実は逆。「ストレスがあるから眠れない」のではなく、「しっかり眠っていないから、ささいなことをストレスに感じるようになる」という表現が適切です。

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押さえておきたい睡眠の新常識も、次のページから詳しく解説していきます
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