日中の生産性を高めるためには、「睡眠」と「時間」の管理が必要不可欠。そしてこれらをうまく管理するためには、「脳」の仕組みと「体」に備わっているリズムを知り、社会生活のリズムと掛け合わせることが大切です。この連載では、作業療法士の菅原洋平さんが、精神論や根性論なしで睡眠と時間管理の技術を教えてくれます。

doorsアカデミー 根性はいらない 「睡眠×時間管理」の技術

こんにちは、作業療法士の菅原洋平です。第1回では「睡眠に対する誤解」を解説し、第2回では「睡眠リズムをつくるためのルール」を紹介しました。今回は、眠気をつくり、睡眠の質を高める方法を解説していきます。

質が低下すると、睡眠時間が長くなる

 「10時間以上寝ても日中ずっと眠い」

 「睡眠時間は確保しているのに体がだるく、気がつけば毎日寝落ちしている」

 これは睡眠の「質」が低下しているサインです。睡眠は「質」が低下すると、「量」が増える傾向があります。つまり、睡眠時間が長くなるのです。

 睡眠の「質」を確保できないまま「量」だけが増えると、「しっかり寝たはずなのに眠い」「日中ずっと体がだるい」という事態に陥ります。

 本来は、朝から活動をするために、体は睡眠の後半で代謝を高めて起きる準備をしています。しかし、睡眠の質の低下により、睡眠の前半で体の回復ができていないと、後半の高い代謝活動に疲れてしまうのです。

 そのため、睡眠は「量」だけでなく「質」も上げていくことが重要です。「質」を上げれば自然と睡眠時間は縮まり、適正な時間に戻っていきます。

 では、睡眠の質を高めるためには何をすればいいのでしょうか。睡眠の質を上げるためには、夜、「眠るための体」にチューニングしていくことが必要です。

眠気をつくり、睡眠の質を高める方法を解説していきます
眠気をつくり、睡眠の質を高める方法を解説していきます