終息時期の見通しが立たず、「この先いったいどうなるの?」と落ち着きませんね。感情は、「身のまわりで見たもの」に大きな影響を受ける、という特性もあります。不安がりの人といると、ますますあおられて不安になりますから、基本的に、どんと構えて落ち着いている人と接するのが効果的です。「元気?」と声をかけあうやりとりをメールやオンラインで交わすだけでも、本能的な警戒心がゆるみ、ずいぶんほっとするものです。
「変えられること、変えられないこと」を切り分ける
経済的な不安が高まっている人もたくさんいますね。転職や休業、廃業の可能性も考えなくてはならないかもしれません。
大切なのは「変えられること、変えられないこと」を切り分けることです。情勢はまだ見えません。世の中がこうなった以上、変えられないこともあります。しかし、あなたの行動はコントロールできる。
1カ月後に転職しなければいけなくなるかもしれない。しかし、今から1カ月後までずっと悩んで消耗し、削られっぱなしで決断の時期を迎えるか、それとも「今はあがいてもどうしようもない、1カ月後に悩もう!」と思ってエネルギーを温存するかで、いざ、大きく行動するときのあなたの充電レベルはまったく異なります。
ルール2 ◆悩む時間、時期を決めたら、あとは忘れる
不安な課題は、ぎゅっと集中して考えたら、あとは忘れる。「1カ月後に決めよう」と棚上げしてもいい
ルール3 ◆できること、できないことを線引きする
感染予防のためにできることは実践する一方で、コントロールできないことについては考えすぎないこと