場所ごとの明るさをチェック!

 5000ルクス以上の光を浴びるといいので、在宅勤務でも朝起きたら散歩したり、カーテンを開けて外光を目から採り入れたりするのがおすすめ。「アパートの1階に住んでいて、カーテンを開けたくない」という人は朝にコンビニエンスストアに行くのも一案です。最近では1万ルクスくらいの人工照明具(高照度光装置)も販売されています。起きてすぐに光を目から採り入れるだけで、14~16時間後くらいに自然に眠くなるリズムが生まれます。

毎朝5000ルクス以上の光を浴びるのが効果的
毎朝5000ルクス以上の光を浴びるのが効果的

 出勤しているときは決まった時間に朝食やランチを食べている人も、ステイホームだと寝坊して朝食を抜いたり、好きな時間に昼食を取ったりと食生活も乱れがちに。しかし、食生活も体内時計の調整に関わっています。「通勤もなく座って仕事をしていると体重が気になって朝食を抜く人もいますが、3食しっかり食べることが大切。特に朝食を取って体を目覚めさせ、体内時計をきちんと刻むことが良い眠りにつながります」(岡島さん)

 昼食後にひとりで座って仕事をしていると、眠気が襲ってくるかもしれません。もし仮眠をとるなら14時までに、20分以内の短時間で終わりにしましょう。それ以降の仮眠や長い眠りは、夜の本格的な睡眠に支障をきたすので避けたほうが無難です。