緊急事態宣言後も引き続きテレワークという人も多いはず。自宅で過ごす時間が増えているからこそ、家での時間を充実させて、おいしい物を作ったり、食べたりしたいという要望も。そこで日経トレンディ編集部が厳選した巣ごもり生活を充実さえる便利調理家電・グッズを紹介します。

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 テレワークが一般的になるアフターコロナの時代だからこそ、自宅でもおいしいものを食べたり飲んだりしたい。

 例えば簡単に済ませてきた朝食は、喫茶店で飲むようなひきたてのコーヒーや、焼き釜から取り出したばかりのパン、さらにギリシャヨーグルトを添えて食卓を彩ってみる。幸い、ここ数年キッチングッズやキッチン家電が進化しており、わずかな投資でいつもの食事を手軽にパワーアップできる。

 例えば4月に鋳物メーカーの愛知ドビーが発売した「バーミキュラ フライパン」は、素材のうまみを凝縮できることをうたう製品だ。特殊なホーローと蓄熱性の高い鋳鉄を組み合わせた素材を使うことで、食材の水分を瞬間蒸発可能にした。あたかもプロの料理人が店舗の高火力コンロで鍋振りしたような料理が家庭でも実現可能になるという。目玉焼きから野菜いためまでなんでもおいしくできるとあって、公式オンラインショップでは納期が7月下旬(5月22日現在)となるなど人気商品だ。

 外出自粛で一気に市民権を得た「Zoom飲み会」も、グレードアップを図りたい。ビール党には、グリーンハウスの「スタンドビールサーバー」がお勧め。マシンに缶ビールや瓶ビールをセットすると、グラスに注ぐ最後の段階でビールに1秒間に約4万回の振動を与えてクリーミーな泡を作ってくれる。まるでビアホールで飲むようなビールができあがる。

 ほかにも一人暮らし向けにぴったりのグッズや家電も数多くあるので、ぜひ試してみてほしい。

巣ごもり生活家電おすすめはこちら!

目覚めの1杯、豆からひきたてを
siroca コーン式全自動 コーヒーメーカー SC-C111
(シロカ)
実勢価格1万7380円(税込み)

 豆をひいてコーヒーを作るまで全自動でできるコーヒーメーカー。摩擦熱が少なく粒度が一定になる「コーン式ミル」を採用しており、出来上がりの香りが高くなるのが特徴。予約機能があり、セットした時間になると豆がひかれる。いつでも出来たてのコーヒーを楽しめる。

杯数分の豆を自動計量でひく仕組み。最大4杯分まで作れる
杯数分の豆を自動計量でひく仕組み。最大4杯分まで作れる

香り高い「トースト」をしっとりに焼く
三菱ブレッドオーブン
(三菱電機)
実勢価格3万3000円(税込み)

 上部と下部のフラットヒーターで1枚のパンを挟み、密封シールで熱を閉じ込めながらじっくりと焼くことができる。この構造により水分が逃げにくくなり、通常のトースターより水分の抜け具合は半分以下になるという。その分しっとりと焼き上がる。香りが良いのもメリットだ。焼き加減は5段階に調整可能。

上下のヒーターはプレート状になっており、食パンの下側はフライパンのように焼き上げる。焼き網と違って水分が逃げにくいメリットがある。冷凍パンもセット可能
上下のヒーターはプレート状になっており、食パンの下側はフライパンのように焼き上げる。焼き網と違って水分が逃げにくいメリットがある。冷凍パンもセット可能