新型コロナウイルス感染拡大の影響で、在宅勤務となり、家にいる時間が長くなった人も多いはず。ひとり暮らしの人は狭い部屋で仕事を続けることにストレスを感じているのでは? そこで、ワンルーム・1Kでも快適にテレワークをする工夫やひとり暮らしの女性が気を付けておきたいことを不動産賃貸仲介業のエイブルホールディングス経営戦略本部の赤星昭江さんに聞きました。

在宅勤務で精神的なストレスを感じている人も

 都心でひとり暮らしをするとなると、ワンルーム・1Kなど、あまり広くはない部屋に住むことが多いですよね。今までは自宅は寝るために帰る……という生活をしていた人もいるのではないでしょうか? しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、狭い自宅でテレワークをする必要が出てきました。エイブルホールディングスが運営する単身女性向けブランド「MAISON ABLE」ではコロナ禍での影響について、ひとり暮らしと実家暮らしの女性およそ1000人にアンケートを実施したそうです。

 赤星さんによると、「在宅勤務における精神的なストレスを感じている人が、ひとり暮らしの女性より実家暮らしの女性のほうが多いという結果になりました。一方で、ひとり暮らしの女性が在宅勤務で不満に感じている点としては、自宅で“プライベート”と“仕事用”の空間を分ける難しさ、仕事用のワークスペースの確保が困難ということが挙げられます」と言います。

ひとり暮らし女性の多くが在宅勤務にストレスを感じていると回答している。メゾンエイブルアンケート「新型コロナウイルスに関する生活調査」より。エイブルホールディングスへの取材をもとに日経doors編集部で作成
ひとり暮らし女性の多くが在宅勤務にストレスを感じていると回答している。メゾンエイブルアンケート「新型コロナウイルスに関する生活調査」より。エイブルホールディングスへの取材をもとに日経doors編集部で作成