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臨床心理士 みたらし加奈 誰もが生きやすい未来

みたらし加奈 心の居場所をSNS発信に求めた私の原点

コンプレックス、自傷行為 自分を大切にできなかった過去からの学び

悩みを一人で抱えがちな人へ

 本当に悩んでいる時、人は孤独感から、「誰にも分かってもらえない」と感情を抑圧して自分の殻に閉じこもってしまうことがあります。でも、少しだけ余裕がある時には、顔を上げて周りを見てほしい。つらい時、ふと顔を上げたら何も聞かずに友達や同僚がそばにいてくれた。何となく苦しそうにしているのを親が察して、いつもと違う食事が出てきている。そういう形で寄り添われている場合もあります。

 悩んでいる人や明らかにメンタルがつらそうだという人が周りにいたら、「何か自分にできることはないかな」と思う人は結構いるものです。私は割とそういうタイプで、自分が友人として相談に乗る立場だったら、大抵の迷惑は全然構わないし、悩んで一人で閉じこもって取り返しのつかないことになる前に、私に何かできることはないかと考えます。でも、「誰かの力になりたい」という人ほど、自分自身が悩んだ時に「相談できる人がいない」「迷惑をかけてはいけない」と心を閉ざしてしまうことが少なからずあります。

 コロナ禍でオンライン診療やオンラインカウンセリングも身近になってきました。心の不調を感じた時は、専門機関を利用してもらいたいです。


 次回は、美樹さんとのパートナーシップやジェンダーロールからの解放について語ってもらいます。

取材・文/加藤京子(日経クロスウーマン doors) 写真/鈴木愛子

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