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臨床心理士 みたらし加奈 誰もが生きやすい未来

みたらし加奈 心の居場所をSNS発信に求めた私の原点

コンプレックス、自傷行為 自分を大切にできなかった過去からの学び

メンタルケアが必要な人により広くアプローチできる手法の1つとして、SNSを活用した情報発信に力を入れる臨床心理士のみたらし加奈さん。私生活では、同性パートナーである美樹さんと過ごす等身大の暮らしを発信するYouTubeチャンネルを開設。登録者数は4万7000人に上ります(2021年4月末時点)。今回から始まる新連載では、みたらしさんの個人的な体験を共有しながら、当事者として感じる社会の課題について一緒に考えていきます。

 こんにちは。臨床心理士のみたらし加奈です。私は、現場で経験を積みながら、メンタルケアがもっと身近な存在になることを目指して、SNSを中心とした発信を行っています。

 ネット上の情報発信を始めたのは、高校生の時。当時、学校前の売店で毎日のように食べていたみたらし団子をSNSのハンドルネームに使い、「みたらし加奈」という名前ができあがりました。

臨床心理士のみたらし加奈さん。「過去に悩んだ個人的な経験もシェアすることで社会の偏見をなくし、今苦しんでいる人の心に届けばうれしいです」
臨床心理士のみたらし加奈さん。「過去に悩んだ個人的な経験もシェアすることで社会の偏見をなくし、今苦しんでいる人の心に届けばうれしいです」

 臨床心理士では珍しいとされている自己開示(※自分のプライベートな情報を公表すること)をしているのは、これまでメンタルヘルスについて関心がなかった人にも共感してもらえることで、当事者意識を浸透させていきたいから。日本ではメンタルヘルスに対する偏見があり、心の不調を自覚していても、精神科へ行ったり臨床心理士に相談したりすることができないまま苦しんでいる人が多いと思うんです。

 深い悩みを抱えているのに声を上げられない人たちの代弁ができているかは分かりませんが、自分のできる範囲で心の痛みに寄り添いたいと感じています。過去に悩んだ個人的な経験もシェアすることで社会の偏見が減り、今苦しんでいる人の心に届けばいいなと思って情報発信を続けています。

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