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ミレニアルなわたしたちはもがいている

「暮らす」と「働く」が近づいた時代のキャリア

【第5回】両立に限界を感じ、副業を本業にするために独立

いつの間にか、話題が仕事だけになっていく

 社会人になってから、人と新しく出会うたびにモヤモヤすることがある。それは「どうしてもいつの間にか仕事の話をしてしまう」ことだ。

 それは自己紹介から始まる。

 「はじめまして。仕事はライターをしています。その前はIT企業で働いていました」

 ギリギリまで、もう少し良い自己紹介はないものかと考えているのだけれど、結局自分の職業が一番無難に他人に興味を持ってもらえそうと思い、気がつけばその自己紹介に逃げている。しかし実際、他の人も同じように自分の職業で自分を紹介し、違いがあったとしてもときどき趣味や出身地を付け加えていくくらいなので大して変わらない。

 そして、飲み会が始まって1時間くらいたった頃、気がつけば仕事の話ばかりしていて、「こんな話がしたくてお酒を飲んでいるんだっけ……?」と思うのが常なのである。とはいえ、他の話題も見つからなくて、会話が途切れたところで口から飛び出すのは、「そういえば最近、あの仕事しているんですね、SNSで見ましたよ」だったりする。

 まあ別になんにも困らないし、特に胸が痛むこともないのだけれど、そういうとき、もっと気が利いた話ができればいいのにと悔しくなる。仕事を除いたら、自分には面白いところなんて何一つないような気がしてくる。

 しかし、これでも実際はマシになった方なのだ。ライターになる前は、仕事に寄りかかって偉そうにしていた時期もあったから。有名で大きな会社だったから、「○○に勤めていて」と話すだけで面白がってもらえたし、なんとなく企業名によって他人より優れている人間だと証明されている気がした。すごいのは、自分じゃなくて会社なのにね。

「オフィス街。昔は働きながらオフィスでよく東京の夜景を見ていました」
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