アフラック生命保険では、2014年9月より「女性の活躍推進プログラム」をスタート。「2020年末時点で指導的立場に占める女性社員の割合を30%以上に」という目標を掲げ、1年前倒しで達成した。さらに、2025年末までに「ライン長ポストにおける女性社員の割合 30%」を実現するという。その取り組みと成功の秘訣を、取締役専務執行役員の木島葉子さんに聞いた。聞き手は南浦淳之(日経BP ライフメディア局長)。

――2014年9月より「女性の活躍推進プログラム」を開始されたのですね。乗り出した経緯と取り組まれた内容を教えていただけますか。

木島葉子さん(以下、木島) アフラック生命保険(以下、アフラック)は創業当時より女性が多く、生命保険業界で初めて女性の執行役員が生まれた会社です。私自身、入社したときからジェンダー格差を感じたことはなく、至って平等に育てられてきました。

数字を見て「大丈夫じゃない、これではいけない」

木島 ですから、政府が女性活躍推進の目標を打ち出したときも、「うちは大丈夫だよね」と。ところが、実際の数字を確認して「大丈夫じゃない。このままではいけない」と気づいたんです

 当社の階級は、主任→課長代理→管理職。主任のポジションには多くの女性がいますが、課長代理以上となると女性が非常に少なかった。

 そこで、「2020年末時点で指導的立場(=課長代理以上の役職)に占める女性社員の割合を30%以上にする」という目標を掲げ、まずは「主任層」を対象に取り組みを開始したんです。

 主任よりさらに上を目指すよう促すため、「この先のキャリアをどう考えるか」を問いかけました。すると多くの女性主任から「私はこのままでいい。管理職になりたいと思わない」という答えが返ってきました。

 その気持ちは分かります。なぜなら私も、入社から数年はそんな意識でしたから。「会社に来て、言われた仕事をこなして、お給料をもらえればそれでいい」――そう思っていました。

 ところが、5~10人のチームのリーダー格となった入社3年目ごろ、当時の女性上司から「上のポジションを目指しなさい。そうしないのなら、今のポジションを後輩に渡しなさい」と言われたんです。

 そして、上司は私の成長につながる経験をたくさん積ませてくれました。そんな中で、「どんどん新しいことにチャレンジしていこう」という意識に変わっていったんです。

アフラック生命保険 取締役専務執行役員の木島葉子さん
アフラック生命保険 取締役専務執行役員の木島葉子さん