新しく登場した音声SNS「Clubhouse(クラブハウス)」。たかまつななさんが考える、メリット&デメリット、効果的な使い方とは…?

たかまつなな流「Clubhouse」の使い方

 新しく登場した音声SNS「Clubhouse(クラブハウス)」。私は、中毒になった。多い時で、1日15時間ぐらい使っていたので、もう既に飽き始めている。ちなみに3月現在で、私のClubhouseのフォロワーは1万4300人。日本でもワイドショーなどで特集が組まれる中、クラブハウスの良い点や悪い点、併せて効果的な使い方を説明したい。

 Clubhouseとは「音声版のTwitter」のようなもので、さまざまな部屋(ルーム)があり、入ると自由に会話ができる。会話する権限を持った人だけが話すことができ、その他の人は聞いているという構図だ。モデレーター(司会者)はリスナーにも話す権限を自由に与えることができるため、その場で生の声を聞ける「出入り自由の参加型のラジオ」だ。

 録音は基本的に禁止されているので、記録に残らないことから、メディアの内側の人間や官僚など、普段あまり表で発信していない人が気軽に参加しているのが面白いと感じている。

メリット1.ここでしか聞けない化学反応がある

 Clubhouseのトークルームでは、知らない人同士が交わることが多いように感じた。

 最初に面白いなと思ったのは、「芸能人と経営者のトーク」。私はお笑い芸人であるが、政治や社会問題に関心がある。これまでは、お笑い芸人と政治や社会問題に関心がある人の両者が交わることはなかったように思う。そこには台本がないため、「この人って、こんなに面白い人だったんだ」という新たな発見がある。

 アナウンサーが局を超え、報道への思いを語っていたり、政治家が政党を超えておだやかに話し合っていたり。普段、知ることのできない「本音」が見えたことが面白く、感動してしまった。

 「Clubhouseで朝まで生テレビ!をやってみよう」というルームもあった。私も参加したが、そのほかのメンバーは、「朝まで生テレビ!」の司会者でもある田原総一朗さん、猪瀬直樹さん、津田大介さんや三浦瑠麗さん、古市憲寿さん、堀潤さんらが参加。途中から稲田朋美さん、福島みずほさんらが入ってきてさらに白熱し、「普段の放送より豪華なメンバーではないか」と話題になった。

 「仲のいい芸能人同士の会話をこっそりと聞ける」、そんな楽しみもある。挙手すれば発言することもできるため、憧れの著名人と話せて涙する人もいる。