お笑いジャーナリストとして活躍するたかまつななさんが、「笑下村塾」を立ち上げたのは4年ほど前。共に働くスタッフは、地方在住者や学生、副業をしている人など、当時から大半が在宅勤務で働いていました。現在、新型コロナウイルス感染症拡大防止の影響で、全世界規模で在宅勤務化が進んでいます。連載第1回は、いち早く在宅勤務という働き方を取り入れたたかまつさんが実践した「チームの仕事効率を上げる8つの秘策」を紹介します。

「リモートワークでチームの効率を上げる」8つのコツ

 はじめまして、たかまつななです。私は4年ほど前に、「笑下村塾」という会社をつくりました。「SDGs(持続可能な開発目標)をはじめ教育や政治について、楽しく知ってもらいたい」と、お笑い芸人の仲間たちとともに全国の学校で出張授業を行っています。特に、「若者の投票率を上げる」ことに力を入れています。

 「笑下村塾」のスタッフは、常勤は1人、他50人ほどは学生や社会人インターン、ボランティア……という不思議な会社です。実はまだ1度も会ったことがない地方在住の人もいたり、スキルは高いけれど子育てが忙しいため週1で勤務している人がいたりと多種多様です。

 おかげさまで、「教育」と「政治」というお金になりそうにない分野でありながら、3年目には年商4000万円の会社にまで成長しました。もちろんこれまで、モチベーション管理、非対面での制約、仕事の効率の壁に散々ぶち当たってきました。

 今チームのリーダーをしている人だけではなく、これからリーダーになる人にも実践してもらいたい「在宅勤務でチームの仕事効率を上げる8つのコツ」を、今回は紹介したいと思います。