28歳までには結婚、30代までには出産したい……でも

―― ライフイベントについても教えてください。結婚、出産など、どのようなキャリアを描いていますか?

国延 私は一昨年の7月に結婚しました。社会人になった頃から、「28歳までには結婚して、30歳になったら子どもを産みたい」というイメージがありました。実は、私と(尾方)里優ちゃんは、大学生時代に(ワーク・ライフバランス社長の)小室淑恵さんの会社でインターンをしていた同期なんですが、小室さんからも「子どもは早めに産んだほうが安心だよ」と教わりました。

 結婚相手は、大学時代から長年付き合っていた人です。社会人になってすぐは、その彼と結婚するとは思っていなかったのですが、しばらく付き合ううちに居心地が良くなり、結婚に至ったという感じです(笑)。

尾方 「子どもは35歳までに産んだほうがいい」という話はよく聞きますね。40代の先輩からは「若いほうが出産にはいい、って私は知らなかった(だから、あなたは注意してね)」と言われたこともあります。私も本当は30歳までには結婚したかったんですが、今は彼もいないので、このリミットを33歳まで延ばしたところです(苦笑)。

細川 私も30歳までには子どもが欲しいと思っていました。今、前の職場の取引先として知り合った人とお付き合いしていて、3年目になります。結婚の話も出るのですが、私が「仕事が道半ばだから、結婚はもう少し後にしたい」と思っていて。社労士という職業柄、社員さんの育休取得の手続きなどもするのですが、育休から復帰して時短勤務を選ぶ方が多くて。復帰せずに退職してしまう方もいまだに多く、結婚・出産をすると仕事を続けづらいというイメージを持ってしまっています。

国延 私も子どもは欲しいのですが、妊娠する時期は非常に悩みます。 やはり、妊娠・出産をするとなると少なくとも1~2年は自分のペースで働けなくなってしまう……。またその後も子ども中心に生活リズムを考えなくてはならないですし……。今は仕事が楽しい時期なので、自分のペースが変わってしまうことに不安を感じています。

尾方 うちの会社ではママ社員さんもたくさんいるし、時短勤務の人も活躍しているので、そういう心配はありません。女性が社長だということもあるかもしれません。ママ社員を応援しようと、会社がベビーシッター代を補助するという案が出ているほどです。

国延 結婚の話に戻りますが、私たち世代は、離婚に対するハードルが低くなっていると感じています。自立した女性が増えている影響かもしれません。女性も稼ぐようになって、家計を男性が支える構造がなくなってきて、夫婦であってもお互いのキャリアや価値観を尊重し合うようになっているように感じます。

 社会人になって、離婚経験のある方の多さに驚きました。中でも円満離婚の多さに驚き、離婚に対する価値観が変わりました。夫婦という形態に違和感を感じたら、離婚という道もありかな……と思います。今のところその予定は全くありませんが(笑)。いざという時に柔軟に対応できるよう働き続けようと思います!

細川 確かに。私も、将来のリスクを軽減したいので「専業主婦」という選択肢は今のところありません。

―― ということは、マネー面でも一人で生きていく準備をしているのでしょうか?

国延 老後のことも心配だなとは思いますが、だからといって、今から資産を形成できているかというとそうでもないです……。実際には、結構散財している口です(苦笑)。

尾方 同年代のお金の使い方にも興味はありますが、結局どうなるかが見えないので、ちょっと先を行く先輩たちのお金の使い方を知りたいです。

※ 参加した皆さん、ありがとうございました! 今後も、オープン編集会議を開催していきます。ご期待ください。

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文/小田舞子(日経doors編集部)