2022年5月に開催された「WOMAN EXPO 2022」では、"モテクリエイター"や起業家として活躍するゆうこすさんと、クリエーティブディレクターとして広告や商品開発に携わる一方、テレビなどのメディアで発信者としても活躍する辻愛沙子さんによるトークセッションが開催されました。自分らしいキャリアやライフを構築するために日々心掛けていることは何か、「好き」を仕事にするためには何が必要か、お2人に話を伺いました。

前編 ゆうこす×辻愛沙子に聞く 「好き」を仕事にする秘訣
後編 ゆうこす×辻愛沙子 パートナー選びで重視していること ←今回はここ

パートナーの選び方

日経xwoman doors編集部(以下、――) これまでは「好きを仕事にする秘訣」について聞いてきましたが、これからはもっと踏み込んだ、お2人のプライベートについても教えてください。まず、いきなりですが、どういったパートナーを選んで、どんなお付き合いをされているのか、教えてもらえますか?

ゆうこすさん(以下、ゆうこす) 私は「モテ」の3大要素を「自立している」、「自分と相手の気持ちを大事にできる」、「常に成長しようという心がある」ということだと考えています。この3つがある人が私は好きなんです。今のパートナーはこの3つにプラスして、とにかく話し合おうという姿勢があるんです。

 例えば、軽くけんかになったら「よし、書こう!」と紙を用意してくれて。けんかになった理由をお互いに書き出すと、なぜすれ違っていたのかが分かってくるんです。怒るのではなく、解決に向けて話し合う。これは素晴らしいことだなと思っています。彼は一番尊敬する人ですね。

 話し合える人っていうのが、パートナー選びにおいてはすごく大事だと思います。もし、相手が話し合えないのだったら「話し合おうよ」と自分から切り出してほしいと思います。

対話できること、誠実なこと、変化できること

辻愛沙子さん(以下、辻) 私は対話できること、誠実なこと、変化できることの3つが大切だと考えています。価値観が違うことは山ほどあると思いますが、お互いに学んだ知識や経験を一度捨てて新たに学び直す、「アンラーニング」を実践していくことが大事。そのためには生理の話から国会の話まで、日常の出来事からニュースの内容にもそれぞれに対してどう思うのか、とにかく対話をすることが重要です。モヤっとしたらけんかじゃなくて対話。言葉にできないときもありますが、それも含めて話をしてみてください。

―― ゆうこすさんは忙しい毎日を送る中で、パートナーに対してモテ要素を忘れてしまうことはありますか? 仕事で嫌なことがあったり、寝不足だったり……。そんなとき、どうやって自分の「モテ・エモーション」をかき立てていますか?