理想の相手はより具体的に

 また、具体的にどんな人を求めているのかをきちんと認識することも重要な作業だといいます。「誰かに『優しい人や面白い人を紹介してほしい』といっても、その人にとっては優しくて面白い人かもしれませんが、あなたにとってはそうとは限りませんよね。具体的に『落ち込んでいるときにそっと抱きしめてくれる人』などシチュエーションや行動ベースでどんな人を求めているのかを伝えましょう

 こうした「相手が何をしてくれるとうれしいのか」が分からない人は、書いてみるという作業が有効とのこと。今回のセミナーでは水嶋さんのスペシャル目標設定シートで、「自分自身はどんな人生を送りたいのか」「日ごろの生活でパートナーにどう接してほしいのか」などを確認しました。

 求める男性像が明確になったところで、その人がこちらを向いてくれなければ意味がありません。そこで、水嶋さんは男性をその気にさせるための「質問力」の磨き方を伝授してくれました。

ご自身もパワーアップ婚をされた水嶋さんは自らの体験を交えながら読者の皆さんにアドバイスしてくれました
ご自身もパワーアップ婚をされた水嶋さんは自らの体験を交えながら読者の皆さんにアドバイスしてくれました

デート前にシナリオを用意

 水嶋さんは「婚活はマーケティングと同じです。最短でプロポーズされるために、デートに行く前に、自分が女優となってシナリオを考えます。そこで目標を設定して、戦略を考えましょう」といいます。

 ちなみに初回のデートでは「現在の彼」について、2回目のデートでは彼の過去について、3回目のデートには未来について質問することがおすすめだそう。

 「私はこう思うけど、あなたはどう思う?など積極的に自己開示をすることで、相手も答えやすくなります。1回目のデートでは、彼があなたが求めていた人なのかを見極めて、2回目では家族や幼少期のことを質問し、価値観の成り立ちを探りましょう。こうすることで彼にどう接すれば心地いいと感じるかが分かります。そして3回目で楽しい未来を想起させます。彼が不安に思っていることを自分なら補えるとアピールすることで『この人しかいない』という思いを抱かせます