社会や経済が不安定な今、「自分で決めて行動していく力」は人生において必須のスキル。とはいえ、人生の岐路に立ったときに、何を軸にして決断すればいいのか…。そこでこの連載では、各分野で活躍している人たちに「人生を左右した決断」をインタビュー。今回は、米国でライブ配信型マッチングアプリ「EME hive」を展開している起業家、時岡真理子さんの決断に迫ります。

(上)米国で婚活&ライブ配信アプリを展開 原点はあのドラマ ←今回はここ
(下)米国起業、130万人の独身マイノリティー利用のアプリ

1979年生まれ、兵庫県出身。高校卒業後、米国の大学に進学。卒業後、日本オラクルに入社し、30歳のときに英国へ留学。オックスフォード大学でMBAを取得後、ロンドンで教育系モバイルeラーニングアプリ「Quipper」の立ち上げに参画。2013年に米国でマッチングサービス「East Meet East」(現、EME hive)をスタートさせる。2019年に、ソフトウエアの開発や販売を手掛けるアステリアの社外取締役に就任
1979年生まれ、兵庫県出身。高校卒業後、米国の大学に進学。卒業後、日本オラクルに入社し、30歳のときに英国へ留学。オックスフォード大学でMBAを取得後、ロンドンで教育系モバイルeラーニングアプリ「Quipper」の立ち上げに参画。2013年に米国でマッチングサービス「East Meet East」(現、EME hive)をスタートさせる。2019年に、ソフトウエアの開発や販売を手掛けるアステリアの社外取締役に就任

マッチングアプリで起業、米国を拠点に世界で活躍

 時岡真理子さんは、米国を拠点にして活躍する女性起業家の一人。2013年にニューヨークでアジア人向けのマッチングサービス「East Meet East」を立ち上げ、現在はアジア人だけでなく、ラテン系や黒人、LGBTQ+なども対象としたマイノリティー向けのライブ配信型マッチングアプリ「EME hive」へと事業を拡大している。

 世界を舞台にして活躍している彼女が、最初に人生を左右する決断をしたのは高校生のとき。その決断とは、高校卒業後は留学し、米国の大学でコンピューターサイエンスを学ぶことだった。