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私が決断したとき

異色の経歴の弁護士が「普通」の呪縛から脱却できた理由

(下)岡本杏莉 保守的な自分を変えた留学経験、「失敗」と「挑戦しないこと」本当のリスクはどっち?

社会や経済が不安定な今、「自分で決めて行動していく力」は人生において必須のスキル。とはいえ、人生の岐路に立ったときに、何を軸にして決断すればいいのか…。そこでこの連載では、各分野で活躍している人たちに「人生を左右した決断」をインタビュー。今回は、大手法律事務所で活躍後、メルカリの上場をリーガル面から支え、現在は急成長中のベンチャー・アンドパッドの執行役員を務める弁護士、岡本杏莉さん(36歳)の「決断」に迫ります。

(上)元メルカリ弁護士の転機 仕事観と人生観を変えた出来事
(下)異色の経歴の弁護士が「普通」の呪縛から脱却できた理由 ←今回はここ

1984年生まれ。2007年に慶応義塾大学法学部を卒業。司法修習を経て、西村あさひ法律事務所に入所。2013年に米国スタンフォード大学のロースクールに留学。1年半後に帰国し、2015年にメルカリに入社。2019年に退社するまで、メルカリでリーガルや資金調達・IPOを担当。2021年2月に、建築・建設業界の課題をテクノロジーの力で解決するアンドパッドの執行役員に就任。同社の法務部長 兼 アライアンス部長を務めている
1984年生まれ。2007年に慶応義塾大学法学部を卒業。司法修習を経て、西村あさひ法律事務所に入所。2013年に米国スタンフォード大学のロースクールに留学。1年半後に帰国し、2015年にメルカリに入社。2019年に退社するまで、メルカリでリーガルや資金調達・IPOを担当。2021年2月に、建築・建設業界の課題をテクノロジーの力で解決するアンドパッドの執行役員に就任。同社の法務部長 兼 アライアンス部長を務めている

保守的な自分の価値観を変えた留学経験

 日本の四大法律事務所の一つ、西村あさひ法律事務所に入所し、米国スタンフォード大学のロースクールに留学した岡本さん。

 彼女は留学中に、弁護士業と並行してスタートアップを経営しているロースクールのクラスメートや、課題解決のために情熱を持って働く起業家たちと出会い、働く意識を大きく変えた。

 「もともと私には保守的な面があり、弁護士資格を取ったら法律事務所に入り、そこで長く働くことが『普通』だと思っていました。その『普通』の道以外を考えたことがなかったのですが、留学して新しい価値観に触れたことで、『今までとらわれていた考え方に、必ずしも縛られてなくてもいいんじゃないか』と思うようになり、ベンチャー企業で働いてみようと思いました」

 ロースクールのクラスメートたちのように、自分もやりがいを持って、スタートアップやベンチャーで働いてみたい。そう思った岡本さんは、転職を決意。帰国後、2015年に入社したのが、上場前のメルカリだった。

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