社会や経済が不安定な今、「自分で決めて行動していく力」は人生において必須のスキル。とはいえ、人生の岐路に立ったときに、何を軸にして決断すればいいのか…。そこでこの連載では、各分野で活躍している人たちに「人生を左右した決断」についてインタビュー。今回は、ピン芸人として活躍し、保護猫2匹と暮らす猫愛好家のサンシャイン池崎さんに話を聞きました。

(上)サンシャイン池崎 解散後、腐らず舞台に立ちピン芸人に
(下)サンシャイン池崎 保護猫と暮らす猫愛「売れたら飼う」 ←今回はここ

サンシャイン池崎
サンシャイン池崎
1981年生まれ、鹿児島県出身。大学卒業後に上京し、ワタナベコメディスクールに入学。2007年にコンビを解散し、以降はピン芸人として活動。2018年には保護猫2匹――風神(ふうちゃん)・雷神(らいちゃん)――を引き取り、現在も保護猫施設のボランティア活動などを行う。YouTubeチャンネル「サンシャイン池崎の超・空前絶後超絶怒涛のギャラクシーちゃんねる極」と「ふうちゃんらいちゃんねる」も開設している

アルバイトでは300人中2位の営業成績だった

 2007年にコンビを解散し、ピン芸人としての活動を始めたサンシャイン池崎さん。事務所には所属できたものの、芸人の仕事だけでは食べていけず、アルバイトをしながらネタを作り、お笑いライブに出場する日が続いた。

 そんな中、約8年続けていたアルバイトは、生命保険会社のテレアポ。「顧客に新商品を提案する営業の仕事で、300人中2位の営業成績を収めたこともあります(笑)。社長賞を取ってボーナスをもらったこともあり、アルバイト先からは『いつでも正社員になれるよ』と誘われていました

 しかし、池崎さんは就職せず、芸人としての活動を続けた。