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私が決断したとき

車椅子3年目の猪狩ともか 仮面女子になれず絶望した日

(上)試練の下積み時代 アイドルとしては遅いスタートから3年かけて仮面女子へ昇格した過去

年齢制限と不合格、それでもつかんだ見習い生というチャンス

 アイドルになろうと決めたものの、当時の猪狩さんは21歳。アイドルを目指すには遅い年齢だった。インターネットでアイドルのオーディションを探しても、「18歳まで」「20歳まで」という年齢制限があり、オーディションを受けられない状態が続く。そんな中、26歳まで応募できたのが、仮面女子が所属する事務所、アリスプロジェクトだった。

 「オーディションの結果は不合格でしたが、当時は、希望すれば『見習い生』としてステージが併設されたメイドカフェで働くことができました。ステージに立ちながら実力をつけ、ファンを獲得することができたら正式に所属できるというシステムだったので、見習い生としてアイドルの世界に少しでも足を突っ込めることは、チャンスだと思ったんです」

 それから猪狩さんは、慣れないステージに立ちながら努力を重ね、5カ月後、22歳のときに事務所に所属することができた。

見習い生として活動するも、5カ月たつ頃にはだんだん焦りが出てきて、管理栄養士の道へ行こうかと悩んでいたという猪狩さん。しかし、そのタイミングで事務所に所属できることになった。「タイミングが少しずれていたら、アイドルにはなれていなかったかもしれないです」
見習い生として活動するも、5カ月たつ頃にはだんだん焦りが出てきて、管理栄養士の道へ行こうかと悩んでいたという猪狩さん。しかし、そのタイミングで事務所に所属できることになった。「タイミングが少しずれていたら、アイドルにはなれていなかったかもしれないです」

 とはいえ、事務所に所属したら、すぐに仮面女子になれるわけではない。アリスプロジェクトには、「研究生」から「候補生」というステップを経て、仮面女子のメンバーに昇格できるという独自の制度がある。「仮面女子になる手前の候補生までは、割とトントン拍子に進んだのですが……」。候補生になってからが、猪狩さんの試練の始まりだった。

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