東日本大震災やコロナ禍など、予想もしなかった出来事が次々と起こる時代。そんな時代を生きる私たちに必要なのは、どんな逆境からも立ち直る力「レジリエンス」を鍛えること。そこでこのアカデミーでは、折れない心を鍛えるためのステップを公開。「レジリエンス」の第一人者である久世浩司先生が解説します。

日経doorsアカデミー 立ち直る力 レジリエンスの鍛え方
  • 1
    心は折れる前に立て直せる「レジリエンス」が必要なワケ←今回はココ
  • 2
    悪循環からの脱却 感情をコントロールする3つの方法
  • 3
    マイナスの「思い込み」に気づいて対処するには?
  • 4
    逆境から立ち直るために必要なサポーター
  • 5
    自信をつけるために必要な自己効力感の高め方
  • 6
    強みを生かして幸福度の高い仕事するには?

仕事を頑張る人ほど、トラブルやストレスは避けられないもの。「失敗したことがショックで何日も眠れない」なんて経験はありませんか? そんな自分を変えたいと思いつつ、ぐるぐると思い悩むことをやめられない……なんて人もいるでしょう。気持ちが落ち込んだときに、うまく乗り切る方法はあるのでしょうか? ポジティブサイコロジースクール代表の久世浩司さんは、「立ち直る力=レジリエンス」の考え方を広げています。逆境に強くなるだけでなく、新しいチャレンジも後押しするレジリエンスとは何か。久世さんによる日経doorsアカデミー、「レジリエンス講座」が開講します!

「レジリエンス」とは心の落ち込みから立ち直る力

 日経doors読者の皆さん、こんにちは。ポジティブサイコロジースクール代表の久世浩司です。皆さんは、「レジリエンス」という言葉を知っていますか? レジリエンスは日本語でいうと、「回復力」や「復元力」のこと。「逆境や困難、強いストレスに直面したときに、適応する精神力と心理的プロセス」と定義づけられます。つまり、心が折れそうになったり、落ち込んでしまったりしたところから「立ち直る力」のことです。

 コロナ禍に直面して落ち込んだり、トラブルに遭遇して気持ちが整理できなかったりするのは、誰にでもある健全な感情です。問題は、そこから立ち直れずにどんどん気持ちが沈んでしまうこと。仕事をする人によくあるのが、メンタルヘルスの不調による欠勤や離職です。そういう事態を防ぐため、「心が落ち込んでしまったときに元の状態に戻る力をしっかりと持っておきましょう」というのが、レジリエンスの考え方です。

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