東日本大震災やコロナ禍など、予想もしなかった出来事が次々と起こる時代。そんな時代を生きる私たちに必要なのは、どんな逆境からも立ち直る力「レジリエンス」を鍛えること。そこでこのアカデミーでは、折れない心を鍛えるためのステップを公開。「レジリエンス」の第一人者である久世浩司先生が解説します。

日経doorsアカデミー 立ち直る力 レジリエンスの鍛え方

ポジティブサイコロジースクール代表の久世浩司さんに、心が折れそうになった状態から立ち直る力「レジリエンス」について教わる本連載。逆境に強くなるためには、精神的な落ち込みから脱却した後、元の心理状態に回復させていくための心の筋力「レジリエンス・マッスル」が必要です。前回「『自分ならできる』という思いを高めるための4つの方法」では、この「レジリエンス・マッスル」を強くする4つの方法のうち、「自己効力感」を高める方法について解説しました。今回は、「自分の強みを知って生かすこと」をお伝えします。

多くの人が自分の「強み」に気づいていない

 そもそも「強み」とは何でしょうか。心理学では、「本質的で自分に活力を与え、最高の実力と成功へと導く、内に存在する資質」と定義づけられています。

 失敗から立ち直れずにいる人と、失敗を教訓にして新たなチャレンジができる人との違いの一つに、その人が自分の「強み」を把握して、それを生かしているかどうかが挙げられます。

 「自分には強みがない」と思う人もいるかもしれませんが、すべての人に強みはあります。強みは、その人にとっては当たり前すぎるものなので、自分では見つけにくいといわれています。

 「自分には強みがない」と思っている人は、強みがないのではなく、自分の強みをまだ把握していないだけです。せっかく自分だけの宝物を持っているのに、それに気づかず生かしきれないのは、もったいないと思いませんか? 誰もが持っている「強み」という武器を知り、それを磨いてレジリエンスを鍛えていきましょう。

自分の強みを知る3つの方法とは? 次のページから詳しく解説していきます
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