不妊に悩んだとき、女性は「自分に原因があるのでは」と一人で抱えてしまいがち。男性に原因がある場合も少なくないにも関わらず、心身ともに女性側の負担が大きいのが現状です。「いつかは子どもが欲しい」と願うdoors読者に向けて、産婦人科医の月花瑶子先生が、パートナーも一緒に取り組める妊活の基礎知識と、計画通りにいかなかったときの生殖治療についてレクチャーします。

日経doorsアカデミー 不妊治療専門クリニック医師 月花瑶子先生 知っておきたい 妊活はじめの一歩

不妊治療専門クリニックの医師・月花瑶子先生が妊活を基本から分かりやすく教えてくれる日経doors妊活アカデミー。第3回からはいよいよ妊活実践編。パートナーを上手に巻き込み、妊娠率を高めるタイミングの合わせ方について詳しく解説します。

精子が卵子を待ち伏せできる排卵日2日前、最も妊娠率が高い

 今回からはいよいよ妊活実践編として、パートナーとタイミングを合わせるためのいくつかのポイントをお伝えします。皆さんは、最も妊娠しやすい性交渉のタイミングを知っていますか?「排卵日近く」ということは分かっていても、正確なタイミングを知らない人は意外と多いかもしれません。

 28~32日程度の生理周期の場合の妊娠率を、性交渉のタイミングで比較したデータがあります。

<妊娠率の推移女性(30~34歳の場合)>排卵日の5日前→10%/排卵日の4日前→23%/排卵日の3日前→26%/排卵日の2日前→37%/排卵日の1日前→28%/排卵予定日→12%/→ 排卵予定日の3日前から前日までの3日間の妊娠率が高い!/※『やさしく正しい 妊活大事典』(プレジデント社)の図表を基に日経doorsで再構成

 最も妊娠しやすいのは排卵日当日ではなく、「排卵日2日前」なのです。これには精子と卵子の寿命の差が関係しています。

 膣内で射精された精子は子宮を通って卵管まで到達し、ここで受精が起こりますが、精子は膣内での射精後、72~120時間(約3~5日)生き残ることができます。一方、排卵後の卵子が受精できる期間はたった1日(24時間)です。精子と卵子の寿命の差を考えると、排卵前から精子が卵管にスタンバイしておき、卵子を出待ちしている状態が理想的なのです。

 以上を踏まえると、排卵予定日3日前~前日までの3日間は連続して性交渉を持つのが理想的です。しかし、連日は難しい場合もあると思うので、「排卵日2日前」は必ず押さえつつ、排卵日が近づいたら1日おきくらいでタイミングをとっていくといいでしょう。そのためにも、正確な排卵日の予測がとても重要になってきます。次ページでは、自分で排卵日を予測する2つの方法を解説します。

排卵予定日に向けた夫婦のアクション<女性>● 基礎体温を毎朝記録し、排卵日を予測/● 排卵日が近づいたら、( )を使用して排卵日を予測/●( )、( )、( )など( )に気を配る<男性>● パートナーと( )について話す機会を持つ/● 妊活スケジュールを( )する/●「排卵日」に向けて( )を調整する/● 少なくても週2~3回は( )をする/● 精子の健康によい生活を送る