福利厚生プランは旅行の特典が充実

―― では最後に、(20)おすすめの福利厚生の制度について教えてください。

木村 一通りの福利厚生制度は整っていますし、レジャーやグルメ、生活などさまざまなジャンルのサービスで特典が受けられる福利厚生サービス「えらべる倶楽部」を利用できます。えらべる倶楽部はグループ会社のJTBベネフィットが運営していますので、旅行の特典も充実しています。

―― 他にJTB独自のユニークな福利厚生制度はありますか?

木村 株式会社JTBでは、1日や半日の有給休暇だけでなく時間単位年休の制度もあります。たとえば、夕方に予定があるけど、1日休むほどではなく、1~2時間早く仕事を切り上げたいというとき、時間単位で休みをとることができるんです。使いやすいと喜ばれている制度のひとつですね。

観光地での現地研修、視察目的の海外出張も

―― やはり旅を扱う会社なので、研修や仕事で旅行に行く機会も多いんですか?

木村 はい。若手を中心に現地研修に参加する機会は多いです。個人・法人のお客様を問わず、実際に現地を知ることや、JTBが提供するサービスを体験することで、営業スキルアップに役立てています。例えば、ブライダルプランの情報収集のためにハワイのチャペルを巡るなど、研修で海外に出かけることもあります

―― 仕事でハワイに行けるなんて羨ましいです! でもあくまで、目的は研修なんですよね。

木村 そうです。JTBグループでは「人財育成」を積極的に進めていて、研修制度が充実しているんです。現地研修だけでなく、リーダー研修やマネジメント、経営層としてのスキルを培うといったキャリアで区切る研修や、課題解決研修、ロジカルシンキング研修など仕事内容に応じたものまで、幅広い研修が整っています。入社後は、自分のなりたい姿をイメージして、自主的に研修を受けてもらいたいですね。

―― 社員旅行もあるんですか? プロが企画する社員旅行は楽しそうです!

木村 支店や部署ごとに社員旅行があります。海外に行く場合もありますよ。同じ部署で業務上の付き合いがあっても、やっぱり社員同士で旅行に行くと違う一面が見られるので楽しいです。私が以前いた部署はママ社員もいたので、子どもがいて宿泊が難しい人でも行ける日帰り旅行を企画していました。浅草を観光し、ランチにフレンチのフルコースをいただくとか、そういったコースをママ社員も楽しんでいましたよ。ママ社員の旅行参加率はどうしても下がってしまうので、「どうしたらママでも楽しんでもらえるか?」という発想で日帰り旅行が企画されるのも、普段から人を楽しませている旅行会社ならではだと思いますね。

取材・文/川辺美希 写真/鈴木愛子 ※本記事の情報は2020年1月の制度に基づいています