人々の生活を支える保険商品を扱う生命保険会社。女性が働きやすい業界というイメージもありますが、一方で、営業がメインの仕事とイメージする人も多いかもしれません。生命保険会社の実際の仕事内容や、気になる説明会の内容・選考スケジュールについて、第一生命保険人事部採用グループの長屋晶子さんに聞きました。

1万人の社員がそれぞれのキャリア

日経doors編集部(以下、――) 生命保険会社というと、営業の仕事のイメージが強いです。実際も、営業に携わる人が多いんですか?

長屋晶子さん(以下、長屋) おっしゃる通り、そういったイメージが持つ方もいらっしゃいますが、当然営業の仕事だけではありません。生命保険会社は仕事の百貨店と言われるほど、業務の幅が広いんです。内勤職は現在約1万人ですが、一人として同じキャリアを歩んでいる人はいません

―― そうなんですね! とはいえ、新卒で入社したら営業に配属されるケースが多いんですか?

長屋 人それぞれですね。「基幹職」の新入社員は毎年約200人ですが、1部署に新入社員1人を配属しても足りないぐらいたくさんの部署があるんです。基幹職以外にも、営業分野で力を発揮できる「機関経営職」「ライフプロフェッショナル職」コースもあるので、全体で見れば国内生命保険事業に携わる人が多いです。基幹職が活躍するビジネスフィールドは8つに及んでいて、個人保険分野のリーテイル、法人保険分野のホールセール、海外事業や資産運用、銀行・証券会社の窓口で金融商品を販売する窓販・代理店、人事部のような企画・管理分野など多岐に渡ります

第一生命保険株式会社の人事部採用グループの長屋晶子さん。「内勤職は現在、約1万人ですが、一人して同じキャリアを歩んでいる人はいません」
第一生命保険株式会社の人事部採用グループの長屋晶子さん。「内勤職は現在、約1万人ですが、一人して同じキャリアを歩んでいる人はいません」