事務職から総合職への転換もあり
―― 総合職と事務職で、仕事内容はどう違うのでしょうか。
佐々木 総合職は、第一条件として国内や海外への転勤があります。事務職は本社での勤務で、転勤はありません。ライフプランとの兼ね合いから事務職を受ける方は女性が多く、結果的に事務職の社員はほとんど女性です。
事務職は、総合職のパートナー的役割を担っているのが当社の特徴です。事務実務のプロとして、業務の実務面を中心に担当しています。例えば、営業であれば総合職が獲得してきた案件を実務において円滑に進める役割がありますので、自ら主体的に行動する力が求められます。その部署のことを一番よく知っているのが事務職というぐらい、難易度も高く責任ある仕事です。主体性やチャレンジ精神が求められるという点では総合職と変わりません。
―― 事務職から総合職に変更することはできるのでしょうか?
佐々木 職掌転換の制度があり、毎年数人程度、事務職から総合職に転換します。
―― 総合職は、最初から東京以外の都市や海外へ配属される人が多いのでしょうか?
佐々木 初期配属は、ほとんどが東京配属です。繊維など一部の部門に配属された方は、大阪本社に配属されるケースもあります。海外での勤務は、初期配属後のローテーションの中で経験していきます。
―― 入社時に、「石油事業がやりたい」「繊維事業がやりたい」といった希望は出せるのですか?
佐々木 入社前の段階で希望を出すことができます。10月1日から3日間、内定式を含めた配属ガイダンスを実施し、社内のすべての営業カンパニーや総本社職能部について説明を行います。それを踏まえて内定者に希望を出してもらい、一人ひとりと面談の上、希望と適性を考慮して配属先を決定していきます。
―― 入社して部門が決まると、その後はずっと変わらないのですか?
佐々木 初期配属がすべてではなく、数多くの異動を経験し、自らのキャリアを拡大することができます。キャリアの中で扱う商材や担う役割も変わっていきますし、海外や出向先等も含めて働くフィールドも多様です。チャレンジキャリア制度という募集職務案件に応じて社員が異動希望を申請する制度もあるので、能動的に自分自身のキャリアを考え抜くことが大事です。