―― (3)では、どんな人材に来てもらいたいと思っていますか?

増原 味の素は、社会・地域と共有する価値を創造することで経済価値を向上し成長するというミッションと、それを実現するための理念体系「Our Philosophy」を掲げています。この経営理念に共感してくれる方に応募していただきたいですね。エントリーフィールドで分けると、R&Dは、専門性を持っていながらも、そのスキルを応用して別のフィールドでも活躍できる人。セールス&マーケティングは、営業の仕事をしながらも、課題解決力や仮説構築力を持って、マーケティング的な視点で仕事ができる人を求めています。コーポレート部門は、人事や経理などの専門知識を持って活躍してくれる方を歓迎します。

―― グローバルに活躍できる人材として、英語力もあったほうがいいですか?

増原 英語力は必須ではないです。採用の選考も、英語力の有無で判断はしていません。実際、TOEIC400点台の社員が、海外赴任しているケースもありますよ。

制度や働きやすさだけで入社してほしくない

―― (4)では反対に、こんな人は採用したくないという人物像はありますか?

増原 採用したくないという人はいませんが、先ほどお伝えしたとおり、制度や働きやすさだけに魅力を感じて、味の素で実現したい夢がないまま入ってしまうと、入社後のギャップにつながると思います。

―― (5)では、学歴や年齢は、選考基準として見られているのでしょうか?

増原 一切、関係ありません。留年や浪人のため年齢が高いことも不利にはなりません。2021年度入社から、卒業から3年以内に大学、大学院を卒業の人で就業経験(正社員雇用)がない人がエントリーできます。その規定内で卒業していれば問題ありません。

―― (6)女子学生が気にするポイントなのですが、服装やメイクは選考に関係ありますか?

増原 それも関係ないです。ただ、TPOをわきまえた清潔感のある服装はお願いしたいですね。スーツやネクタイが必須という縛りはありませんが、実際は、リクルートスーツで来られる方が多いです。

―― (7)この大学の出身者が多いとか、社内の学閥はありますか?

増原 マンモス大学ですと母数が大きいので、入社人数が結果的に多くなることはあるのですが、大学名で判断することはありませんし、学閥もありません

「英語力は必須ではないです。TOEIC400点台の社員が、海外赴任しているケースもありますよ」
「英語力は必須ではないです。TOEIC400点台の社員が、海外赴任しているケースもありますよ」