37の事業領域に職種は10種以上

―― では、(2)パナソニックならではの採用の特徴はありますか?

内田 一人ひとりの想いに寄り添うことがパナソニックの採用の特徴です。無理に当社に興味を持ってもらうようなことはしません。よりよい一歩を踏み出せるように働きかけています。その場所がパナソニックであればもちろんうれしいですが、そうでない場合は違う道をお勧めすることもあります。

 また、入社後のミスマッチをなるべく防ぐために選考のプロセスも工夫しています。技術系では専攻分野が最大限生かせるように事業領域・職種ごとの選考コースを設けていますし、事務系でも初期配属を約束する「職種確約コース」や日本語がノンネーティブな学生向けの「G100コース」も設けています。

―― なるほど。特にこれを伝えようと強く意識していることはありますか?

内田 事業領域と職種の多様さがあるパナソニックだからこその活躍できるフィールドの広さです。例えば、事業領域で言えばパナソニック=家電のイメージがすごく強いと思うんですね。

―― 確かにそうですね。

内田 実際のところは家電の売上高は約3割で、よりBtoBの売上の方が倍以上も多い。住宅や車載、部品や素材などの37の様々な事業領域があります。そして、その幅広い事業領域でさまざまな職種があります。職種は、事務系、技術系それぞれで10職種以上あります。単純にこの事業数と職種数を掛け合わせただけでも活躍できるフィールドの広さやチャレンジできる機会に溢れていることは容易に想像できると思います。

「パナソニックは家電のイメージが強いと思いますが、それ以外のことも手掛けていることを知ってもらいたい」と内田さん
「パナソニックは家電のイメージが強いと思いますが、それ以外のことも手掛けていることを知ってもらいたい」と内田さん