学生に人気の電機メーカー、パナソニック。日本経済を支えてきた歴史ある大企業でありながら、革新を続ける先進企業の顔も持つパナソニックは、働く場所としてどのような魅力があるのでしょうか? 気になる社風や待遇、利用できる制度について、パナソニック採用部の内田早紀さんに聞きました。
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女性管理職のロールモデルが増えている
日経doors編集部(以下、――) 女性の働き方についても教えてほしいのですが(10)取締役と管理職の女性比率はどれくらいですか?
内田早紀さん(以下、内田) 取締役は13人いるうちの2人が女性で(社外取締役)、女性役付者の割合は2019年度の実績で7.6%です。
―― その数字は、もう少し上げていこうというお考えですか。
内田 そうですね。女性が働きやすい環境を整えているので、毎年増えてはいます。社内カンパニーの副社長になっている女性の責任者もいますし、昨年は米グーグルのバイスプレジデントだった松岡陽子さんがフェローに就任しました。女性のロールモデル的な社員が徐々に増えていますね。働きながらママになっている社員は既にたくさんいますので、これから管理職になっていく女性社員をどんどん増やしていこうと考えている段階です。
―― では、(11)平均の就業年数はどれくらいですか?
内田 男性が23.5年で、女性が、21.4年です。
―― この連載に登場する企業の中では長いほうです! 働きやすい会社なのですね。
内田 そうですね。福利厚生を含めいろいろな制度が調っていますし、育休などの制度を使いやすい風土もあるからだと思います。
―― では、(12)社員の男女比はどれくらいですか?
内田 男女比は非公開ですが、技術系に応募される理系の学生の男性比率がそもそも高いこともあり、男性のほうが多いです。ただ、事務系で入社する総合職は男女半々です。採用過程では男女差なく、フラットに選考しています。
―― (13)昇進にも、男女の差はないですか?
内田 全くありません。男女に関係なく、それぞれの仕事の成果で判断しています。