みずほフィナンシャルグループ、みずほ銀行、みずほ信託銀行の3社合同で新卒採用を行っているみずほ。銀行が金融以外で新たな価値の創出を求められる中、強く「変革」を打ち出しています。みずほ銀行グローバルキャリア戦略部採用チームの大塚茉李子さんに、学生が本当に知りたい20のぶっちゃけ質問を聞きました。

 女子学生による就職人気ランキングでは常連のみずほ。ただ最近では「AIに取って代わる仕事」の代表格としてと言われるなど、その人気にもやや陰りが。みずほも金融以外で新たな価値を創造しようと動き出しています。そんなみずほがどんな人材を求めているのか、そしてどんな採用活動をするのか、入社した後はどんな働き方で給料はどの程度か、日経doors編集部が学生に代わって、みずほの本音を徹底的に探ってきました。


銀行は挑戦できる環境にある

日経doors編集部(以下、――) 学生の就職人気ランキングでは常連ですよね。どんな採用活動をされるのか、たっぷり教えてください!

大塚茉李子さん(以下、大塚) ただ、最近では、銀行業は人気が下がっていると言われています。AIの影響が大きい業種とも言われていますしね。でも、そんな状況だからこそ、いろいろなチャレンジができる状況だと思います。「みずほらしくない人」に会いたいと思っています!

「みずほらしくない人に応募してもらいたい」と話すみずほ銀行グローバルキャリア戦略部採用チームの大塚茉李子さん
「みずほらしくない人に応募してもらいたい」と話すみずほ銀行グローバルキャリア戦略部採用チームの大塚茉李子さん

―― え、そうなんですね。メガバンクというとどうしても、「チャレンジ」や「変革」というよりも年功序列、激しい出世競争、男社会というイメージがありますが、ドラマの見過ぎですかね? 後ほど、求める人材像について詳しく伺うとして、(1)どんな採用過程をたどるのか教えてください。

大塚 2020年4月の新卒採用予定者数は550人です。職系は大きく分けて、基幹職と特定職。基幹職の中でも「総合」は、みずほのあらゆる業務に関わるため国内外の転勤の可能性があります。基幹職(専門)は専門性を磨いていく職種。特定職は主に個人のお客さまへのコンサルティング業務を担いますが、住居の変更を伴う転勤はありません。

 採用活動は、採用前年の3月1日のプレエントリーからスタート。当社募集ページや求人媒体からプレエントリーした人に、イベントや選考会のご案内をします。次に、選考会エントリーという形でエントリーシートの提出と適性検査の受検をしていただき、書類選考を経て、6月1日以降の面接選考に進みます。応募者によって回数は異なりますが、複数回の面接を経て内々定に至ります。

―― なるほど。(2)採用活動の際に注意していることはなんですか?

大塚 先ほども言いましたが、銀行は今が変化のときです。だから、変革意欲のある学生に来ていただきたいというメッセージを伝えることを意識していますね。銀行は保守的、または失敗が許されないというイメージがあるかもしれませんが、変わっていかなければいけない業種

 金融以外の分野で収益を上げていくため、5カ年計画の中で「次世代金融への転換」を打ち出しています。金融に関心がなかった人にも魅力ある業種であることを知ってもらいたいと思っています。

―― そうなんですね。銀行は保守的、失敗が許されないというイメージ、確かにあります! ただ、もうそうではないと。それに関連してですが、(3)どんな人材を採用したいですか?