みずほフィナンシャルグループ、みずほ銀行、みずほ信託銀行の3社合同で新卒採用を行っているみずほ。銀行が金融以外で新たな価値の創出を求められる中、強く「変革」を打ち出しています。後編はみずほ銀行グローバルキャリア戦略部採用チームの大塚茉李子さんに、給料や残業時間などについてぶっちゃけ質問をしてきました。

上ではみずほが求めている人材像や採用過程の詳細について徹底取材をしました。変革のときを迎えたみずほが求めているのは「みずほらしくない人」。では、入社するとどんな働き方が求められるのでしょうか。後半は、入社後の給料や残業時間などに日経doors編集部が学生に代わって、みずほの本音を徹底的に探ってきました。

必ず5日連続の有給休暇取得

日経doors編集部(以下、――) いきなりですが、就職活動中の学生が本当は聞きたい、けれど正面切ってはなかなか聞けない(10)残業時間と給料について、教えてください!

大塚茉李子さん(以下、大塚) 有給休暇取得日数は平均15.5日、年間付与数20日に対する取得率は77.7%です。1年の間に必ず、5連続営業日のまとまった休暇を取得するルールがあります。また、土日とつなげた2~3日の休暇を取ることや、単日の有休を必ず5日取得することも強く推奨しています。休みはしっかりとる風土はあると思いますね。

―― 必ず5日取得するってすごいですね! 本当に皆さん休んでいるんですか?

大塚 それは徹底しています。

―― 残業はどうですか? 多いのかなというイメージもありますが。

リモートワーク推進中

大塚 残業は月平均で21.2時間です。業務を効率化するための取り組みや、無駄な移動時間を減らすリモートワークも推進しています。全社員にiPadが支給されているので、オフィス以外でメールチェックなどの作業ができます。在宅勤務も可能で、週何日は自宅で働くと決めて仕事をする社員もいます。

―― 個人情報を扱う銀行の社員がリモートワークできるとは、驚きです!

大塚 もちろんセキュリティーの配慮は徹底していますよ。

―― 給料はどうですか?

大塚 基幹職の初任給は、4大卒20万5000円、院卒23万円です。特定職の4大卒が19万5000円で、短大卒が17万5000円で、年2回の賞与と時間外手当が加算されます。

―― こういう(11)給料や働き方について、面接などで堂々と質問してくる学生はどう思いますか?